「行動こそ真実」~どこまで相手の立場に立てるか」の追求~
日創研広島経営研究会12月例会
2016年12月8日(木)
於:合人社ウェンディひと・まちプラザ(広島市まちづくり市民交流プラザ)
「行動こそ真実」~どこまで相手の立場に立てるか」の追求~
講師:株式会社アイグラン 代表取締役 重道 泰造 氏
12月例会では『第一回 日本サービス大賞』において優秀賞を受賞された株式会社アイグラン 代表取締役 重道 泰造 氏にご講演を頂きました。
『日本サービス大賞』(http://service-award.jp/)とは、多岐にわたる業種の多種多様なサービスを共通の尺度で評価し、優れたサービスを表彰する、日本で初めての表彰制度です。国内の全てのサービス提供事業者を対象に、今まで見たこともない独創的なサービスから、人々に感動を呼ぶようなサービス、お客様に永く愛されているサービス、地域で輝いているサービスと優れたサービスを幅広く表彰している賞です。
このような賞に選出された株式会社アイグラン様の行っているサービス(お客様への想いや差別化戦略)やより良いサービスを提供するための人財育成、そして未来に向けたビジョンを熱く語って頂きました。
【アイグランのサービスとは?】
重道氏は「相手の立場に立ちきること」が一番大切なことであるとお話をされました。常に良いサービスを提供したいという強い想いを持ち、自分が親御様の目線で考える、園児の目線で考えることにより喜んでいただけるサービスが提供できる。
【アイグランの人財育成とは?】
現場の保育士さんがいかに働きやすい環境を創れるかを考え、本社が考えたマニュアルだけで運用するのではなく、理念に反しない限り各園が自分たちのやりたい保育をできる環境を与えている。また、良い人間関係を構築するために『13の徳目』朝礼をアレンジした『ありがとう昼礼』を各園で行っており、「ありがとう」があふれる職場創りを目指している。
エリアマネージャーや本部社員に対する教育は「社長塾」や「園長塾」といった社内勉強会において重道氏の熱い想いを伝える場を設けて人財育成と理念の浸透に取り組んでいる。
【アイグランの「目指している未来」とは?】
重道氏は『日本サービス大賞』優秀賞を頂いたことは、「もっと日本に貢献して欲しい」という国からのエールを頂いたと捕らえている。その為にも相手の立場に立ったサービスを提供し日本の出生率向上に少しでも貢献できる企業になり、「未来に貢献できる企業でありたい」という理念を実現することが目指す未来である。
重道氏は最後に、相手の立場に立つ究極は「自社の提供するサービスを自分が受けたいか?」と仰いました。企業にとって楽な方法や儲かることだけを考えていると顧客のニーズからずれてくる。そのことを愚直に考えることで必ず道は開けてくると。
その為にも「良いと思ったらやってみて、まずかったら変えれば良い。もしダメだったら止めればいいし、良かったら続ければよい。先ずは勇気を持って一歩踏み出し、『行動こそ真実』で生き抜いていくことが大切です。」
幾多の困難を乗り越えながら、未来のビジョンをお話される重道氏の熱い眼差しには、必ず成功させるのだという経営の「執念」がひしひしと伝わり、会場が熱気に包まれたご講演でした。
株式会社文華堂-伊東 剛